決勝日の天候は、グループIVのスタート時から、一時的に小雨が降り、燃費を競う環境としては厳しい天候になりました。
本大会は、1リットルのガソリンで何kmを走ることができるか、燃費性能の限界にチャレンジする競技会です。
参加チーム各々が、創造力を駆使して挑戦する科学のモータースポーツとして、1981年に第1回大会が、鈴鹿サーキットで開催されました。
以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学や、社会人のチームが、毎年多数参加しています。
わずか一滴のガソリンも無駄にしない体験を通じ、限りある資源の大切さを体感。
また、さまざまな問題や課題を、創意工夫とチャレンジ精神、チームワークで克服していく、貴重な研さんの機会として広く社会に認知されています。
今大会には、合計で410チームがエントリー。
競技は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイのオーバルコースを、規定時間内に平均時速25km以上で7周(16389.68m)、2人乗りクラス、市販車クラスは3周(6872.72m)を走行後、ガソリンの消費量を計測して燃費を算出します。
参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブなどに搭載されているHonda 4ストローク 50ccがベースとなっています。(ニューチャレンジクラスのみHonda 4ストローク 50cc以上150cc以下)
グループIIの高等学校クラスは、全クラスの中で最も多い149台がエントリー。
優勝は、「埼玉県立川口工業高校 機械研究部A」で、記録は1724.499km/リッターでした。
グループII(高校生クラス、エントリー台数149台)
順位 チーム名 記録(km/リッター)
1 埼玉県立川口工業高校 機械研究部A 1724.499
2 埼玉県立進修館高校 機械研究部A 1672.599
3 千葉県立下総高等学校 自動車部B 1652.257
4 埼玉県立川口工業高校 機械研究部B 1600.354
5 埼玉県立進修館高校 機械研究部B 1563.517
6 千葉県立下総高等学校 自動車部A 1555.560
グループⅡで優勝。埼玉県立川口工業高等学校。
2013年10月6日(日)・決勝 大会名:本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2013 第33回全国大会
会場:ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町) 主催:本田技研工業株式会社
後援:(社)全国工業高等学校長協会、一般社団法人 高等専門学校連合会、日本私立中学高等学校連合会、茂木町、茂木町教育委員会
天候:曇り、一時小雨 気温:21.0℃(午前7時30分時点) 燃料密度:0.746(午前7時30分時点)
HONDAエコマイレッジチャレンジホームページより抜粋
http://www.honda.co.jp/Racing/race2013/emc/report/