こんにちは、会員の皆々様へ
退任にあたり一言ごあいさつを申し述べさせて頂きます。
まばゆい程の5月の陽光と、薫風そよぎ青葉若葉が目に染み入る好季節を迎えました。お変わりなくお過ごしのことと存じます。
今日、日本と言わず世界至る所が、新型コロナウィルス感染の広がりに抗し切れず、人類は危機に直面しているとの悲痛な声が席巻しており、一日も早くの終息を願わずにはいられません。
その様な中、私共川工同窓会は本年度の総会の中止を止むなく宣言せざるを得ず、誠に残念至極に存じているものです。
思えば10年前、私は前任の高木武士会長から、全く予想だにしなかったバトンを受け継ぎ、第12代川工同窓会会長として就任いたしました。
ちょうど5期10年の歳月が流れ、この度今日まで副会長の一人として活動頂いて来ていた「坂本大典」氏へ会長の任務を引き継いで頂くところとなりました。改めて、坂本新会長への絶大なるお力添えを心からお願いいたすものです。
私にとりましてこの10年間、民主的で開かれた同窓会を心がけ、及ばぬ点多々ありましたが、幸いにも役員の方々共々、心合わせ力合わせ、歴史と伝統ある川工同窓会の運営に、いささかなりとも牽引の役が果せられたとしたならばと、顧みるものです。ありがとうございました。
とりわけ、昨年は私共の同窓会が設立70周年を迎え、少数ながらご招待者の出席も得、多くの同窓生仲間相集いて、記念式典・祝賀の会を催すことが出来、誠に慶ばしい限りでありました。
それは100年に向けた堅固な礎ともなり、新たなエネルギーを蓄えて次代へのスタートを切るところともなりました。
尚、これからも坂本新会長の下、役員諸氏の結束力と同窓会全体の持てる力を結集しつつ邁進され、より素晴らしく発展を遂げて行かれます様期待して止みません。
末尾に、私自身顧問の位置付けを踏まえ、任を負ってまいりたいと存じます。皆々様への御礼と併せてご健勝をお祈りし、川工同窓会の益々のご発展を祈念申し上げ退任のごあいさつと致します。
令和2年5月吉日
埼玉県立川口工業高校同窓会
前会長 名倉 隆